こんにちはBarney’s gardenへようこそ!
今回は少し趣向を変え、自分自身気になった記事があったので、皆さんにも紹介したいと思います。
皆さんの周りにはあなたを否定する人や足を引っ張ろうとする人などいらっしゃらないでしょうか。その「雑音」を気にして仕事や人間関係がうまくいかなくて悩んでいる方もいらっしゃるかもしれません。
今やアメリカで大活躍の大谷翔平選手もアメリカへ渡った際に「二刀流なんて無理だ」という言葉を散々浴びてきましたが、今シーズンは二刀流として誰もが驚愕するような成績を残しています。まさに「雑音」を跳ね除け、成果を出した良い例かもしれません。
しかし、そういう環境にいても気に留めずうまく仕事や人間関係を継続できている人もいますよね。そんな人は元々特別なの人であったり、他の人とは違うということではないようです。
「雑音」にストレスを感じてしまう人、感じない人の違いとはなんなのでしょうか?
ハーバード大学の心理学教授ロバート・ローゼンタールの実験
最初に一つの例があるので、ご紹介したいと思います。
ハーバード大学の心理学教授ロバート・ローゼンタールは、かつてサンフランシスコの小学校で、ある実験を行いました。
2割の生徒を無作為に選び、「この子たちはIQが高い」と言ってそのリストを担任に渡したのです。するとなぜか、8カ月後にその生徒たちはほかの子たちに比べてテストの平均点が高くなっていたのでした。
引用:https://www.msn.com/ja-jp/money/career/周りの雑音に潰れる人と負けない人の決定的な差-成果を出すのに必要なのは「特別な才能」ではない/ar-AAPG0Zl
ではなぜ、このような結果になったのでしょうか。答えは意外とシンプルなものでした。
担任の教師がローゼンタールの「ハーバード大の教授の私(ローゼンタール)が選んだこの子たちを特別だと思いなさい」というシグナルを受け取ったからです。「優秀に違いない」「優秀にしなければいけない」。教師たちのそんな思いが、児童たちの学力の向上につながったというわけです。
本当にちょっとした「シグナル」によって大きく変化があるのですね。しかし、今回は「良いシグナル」だったかもしれません。
しかし、「悪いシグナル」になるとそれは「ノイズ」となり人を苦しめることになると思います。
ダスティン・ペドロイアというメジャーリーガー
ダスティン・ペドロイアというメジャーリーガーをご存知でしょうか。
彼はメジャーリーガーにしては小柄で監督でさえも不安に思ってしまうような選手でした。事実、選手の活躍を予測して順位をつけるベースボール・アメリカ誌では、ペドロイアの評価は新人選手100人のうち77位と注目をされるような選手ではなかったのです。
しかし、2007年にアメリカン・リーグの新人王を獲得し、翌年にはアメリカのエリート選手を退けてMVPに選ばれ、2013年の契約延長時の契約金は1億ドルにもなったといわれています。
なぜ、このような大活躍をすることができたのでしょうか。
彼は「ノイズ」を断ち切る才能があったようです。
ペドロイアには、1つ大きな才能がありました。コーチに「バットの振り方がなっていない」と言われようとも、
「何とでも言ってくれ。おれはバットとボールがあればいい」
そう言って、まわりの声をいっさい聞きませんでした。そして自分のスタイルを貫き、成績を上げていったのです。この「悪いシグナルを無視する」という見えない才能こそが、ペドロイアを大きく飛躍させた要因にほかなりません。そもそも、打者が結果を出すために必要なことは「集中すること」だといいます。
完全に無視を極め込んでいたわけですね。そう考えると大谷選手も無視をしていたのかは分かりませんが、二刀流を否定する人やメディアに対して真っ向から対立するような人ではないですね。
そしてペドロイヤはこのように語っています。「あんたに何がわかる? 数字だとか統計だとか、そんなものは気にかけたこともない。おれが気にするのは勝利(Win)の〝W〞と敗北(Lose)の〝L〞だけだ。それ以外はどうでもいいんだ」
おわりに
いかがでしたでしょうか。
周りの「ノイズ」に惑わされ、うまく自分の力を発揮できないと悩んでいる人も多いと思います。そんな時はペドロイアのように無視し、自分の中の優先順位を守り、そのことに集中すれば良いかもしれません。
といっても簡単にはできることではないですよね。僕自身、できるか分かりませんが、少しずつ変わっていけたら良いなと思います。