盆栽にも病気はあるの?害虫や病気などについて解説

こんにちはHello!!盆栽です。

今回は盆栽を育てる上で知っておきたい害虫や病気ついて解説します。

他の記事でも解説していますが、陽があたり、風通しがよく、盆栽を育てる環境がしっかりしていて、枝葉が混み合っていないことが、害虫や病気を防ぐ一番の予防になりなますが、プロでも害虫や病気には気を遣っているくらいなので、皆さん盆栽を育てる際には覚えておく事をお勧めします。

今回はそんな害虫や病気などについて僕の経験も交えながら解説したいと思います。

早めに対処することが大切

害虫は発生する時期が決まっています。なので早めの対処がしやすいですが、まずは自分の盆栽をよく観察し、変化に気づくことが大切です。もし、虫を発見したり、卵やフンなどを見つけたら、取り除いたり、使わなくなった歯ブラシなどでこすり落としてください。最初から薬剤を使ってしまうと害虫や病原菌は耐性を持ってしまいますし、樹自体も抵抗力が低下してしまいます。

僕も盆栽園ではよく観察するようにしています。いつも観察しているとな「何か葉が黒いな」とか「枝になんか付着してるな」というような気付きがあります。そのような変化を見逃さなければ、ほとんどの場合、樹が病気などで弱まることはありません。とは言っても僕もいまだに変化に気づかず、見逃してしまうこともしばしばあります。そういう時は早めに対処しているので、今のところ枯れたということはありません。

薬剤を使うときの注意点は?

薬剤には病気に効く殺菌剤、虫に効く殺虫剤、両方に効く殺菌殺虫剤があります。植物や症状などによって使う薬剤が違うので、盆栽園や園芸店などでしっかり確認してから使うようにしましょう。また、薬品は人にも害を及ぼすものなので、説明書をよく読み、マスクやゴム手袋などを装着するようにしてください。

僕の場合、めんどくさがって手袋をしないで薬剤を使うこともありました。そうしたところ1日から2日後に薬剤がかかった手が荒れ、痛みが出てきました。利き手だったこともあり、食事をするときやお風呂に入るときにも痛く、一番痛かった指は2週間ほど痛みが続きました。そうならない為にもしっかりと肌や口を覆うようにしてください。

代表的な病気・害虫と症状

代表的な病気

うどんこ病:春先や秋口に、葉や茎に小麦粉のような白い粉状のカビが生えます。枝葉をすかし、風通しをよくするか、殺菌剤を使います。

黒星病:梅雨の時期などにバラ科の樹の葉や茎に黒い斑点ができます。枝葉をすかし、風通しをよくするか、殺菌剤を使います。

すす病:アブラムシやカイガラムシの排泄物によってすすが付着し、枝葉が黒く変色します。殺菌殺虫剤を使います。

がんしゅ病:土壌細菌により、根っこにコブのような腫瘍ができます。バラ科に多く、見つけたらすぐに切除してください。

代表的な害虫

カイガラムシ:カメムシの一種です。樹液を吸って樹をかれさせてしまいます。殺虫剤が効きにくいので、歯ブラシなどで擦り落とします。

アブラムシ:柔らかい枝葉の樹液を吸います。それだけではなく、排泄物がすす病の原因になるので殺虫剤を定期的に散布します。

ハダニ:梅雨明けから夏にかけて活動し、葉の汁を吸い、最悪の場合、樹を枯らしてしまう害虫です。殺虫剤や葉水によって予防します。

マツノマダラカミキリ:通称、マツクイムシと呼び、松枯れ病を引き起こします。小さな山の松をほぼ、全滅させるほどの害虫です。ネットをかけるなどして予防します。

終わりに

いかがでしたでしょうか。盆栽を育てる上で害虫や病気の対策は必ずと言って良いほど必要となります。皆さんが愛情を持って育てる盆栽なので、害虫や病気に負けないよう、今回の内容を覚えておいていただければと思います。とにかく何かあれば、すぐにお近くの盆栽園や園芸店に相談してくださいね!

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