こんにちは!Barney’s gardenへようこそ!
皆さんは美意識というと何を思い浮かべますか?もしかしたら多くの人は分かっているけど説明するとなると曖昧な言葉を並べてしまうかもしれません。
美意識は平たく言えば美に対する意識で感性に近いかもしれません。
自分には美のセンスはないと思う人もいるかもしれませんが、美意識が磨かれれば自社のアピールにもなりますし、プライベートでも他人から一目置かれるかもしれません。
では美意識はどのように磨けば良いのでしょうか。
世界の一流ブランドで西陣織の魅力をアピールし、注目を浴びている西陣織の老舗「細尾」の12代目経営者・細尾真孝氏の著書『日本の美意識で世界初に挑む」が発売されました。
今回はそんな細尾氏の美意識に関する内容に触れていきたいと思います。
触覚を育てれば美意識が磨かれる
細尾氏が影響を受けたのが名古屋工業大学教授の田中由浩氏の言う「触覚はエデュケーション(学習)である」という言葉だそうです。
田中氏いわく、「世界一気持ち良いベルベット生地」というようなものも、その「気持ち良さ」を感じられるのは、エデュケーションの成果なのだというのです。
つまりいきなり最上の生地に触ってもその良さは分からず、実際に触って身体化することで「この生地は気持ち良いんだ」とわかるということです。
昔の人の感覚は違っていた
京都では織物なども有名ですが、昔の旦那衆は有名な結城紬を自分の身体を織機として使う地機(じばた)と呼ばれる織り方なのか、高機(たかはた)と呼ばれる木のフレームがある機械で織ったものなのか、着物を着ることで区別することができたそうです。
つまり自分できた感覚で「気持ち良い」と思うものか、そうでないのかと分かるということですね。ということはそれを商品とした時に買い手に気持ち良いものを提供できるということになりますね。
旦那衆も一朝一夕でできたわけではないでしょうから、やはりエデュケーション(学習)していたのでしょう。
そう考えると確かに触覚というのは美意識を磨く上でかなり大切なのかもしれません。
おわりに
いかがでしたでしょうか。
もちろん周りに美意識の高い人や常に学習する人、自分の世界観を持っている人なども美意識が高いかもしれません。
しかし、今までは感覚で美意識が磨かれるというのは誰も考えなかったことではないでしょうか。
僕も早速明日本屋さんに行って細尾氏の本を買ってみようかと思います。