こんにちはBarney’s gardenへようこそ!
最近はコロナの新規感染者も減少傾向にあり、なんとかこのまま「ゼロコロナ」に向かっていって欲しいところですね。
しかし、この感染者減少が国産の飲み薬の開発に大きな障壁になっているようです。一体どういうことなのでしょうか。
調べてみましたので、ぜひ最後までご覧ください。
新規感染者減少で治験が進まない
どうやら新規感染者の減少で、新型コロナウイルスの対策の切り札として注目される飲み薬の安全性や有効性をヒトの体で確かめる臨床試験(治験)の進捗が見通しにくくなっているようです。
大きな原因が治験の参加者の確保にあるようで、ここまで順調に進めているというニュースを見ましたが、思いもよらぬ足止めになってしまいそうです。
塩野義製薬のコメント
塩野義製薬の手代木功社長は記者会見で、10月中には70人規模で集める予定だった治験参加者の確保ができていないことを明らかにし、急遽、韓国やベトナム、英国などで治験参加者を募ることを決め、何とか予定通りに年内2千例規模の治験を進めたいという考えのようです。
今後の感染者増のためにも国産飲み薬は必要
現在のワクチンのおかげで感染者が減っているという見方もあります。しかし、ワクチンを接種していない若い世代や、早期に接種した人の感染予防効果が減少することを考えると、再び感染拡大する可能性は十分あるという見方をしている専門家もいます。
大阪大学医学部感染制御学の忽那賢志教授は以下のようにコメントしています。
抗ウイルス薬はそもそも、ウイルスが増殖する前にできるだけ早く投与する必要があるため「経口薬は点滴薬よりもアクセスしやすい。より適切なタイミングで投与できる」と説明する。
「ワクチンが広まり、抗体カクテル療法やレムデシビルなど治療薬の選択肢も増え、致死率も下がってきたのは確か。5類相当に引き下げとなると、保健所の業務負担がかなり軽減される。議論のタイミングになっているのでは」と話している。
引用:https://www.msn.com/ja-jp/news/national/国産飲み薬-治験参加者の確保困難に-国も支援強化/ar-AAQgtcQ
おわりに
いかがでしたでしょうか。
感染者減少で国産の飲み薬開発は思いもよらぬ問題に直面していますが、なんとか治験参加者を確保し、インフルエンザ相当の5類まで引き下がってくれると、「日本はコロナに勝った」と心から思えそうですね。
飲み薬に関しては今後も最新のニュースがあれば紹介したいと思います。