樹の枝でいらない枝ってあるの?いらない枝の剪定

こんにちはHello!!盆栽です。

さて、今回は盆栽を剪定する際などに必要のない枝について紹介します。また、僕が実際に剪定した際のことなどについてでもお話ししたいと思います。

忌み枝

樹の剪定などの際にいらない枝のことを「忌み枝」と呼びます。忌み枝は樹形のバランスや美しさを損なわせ、鑑賞価値を下げてしまう枝のことを言います。たとえ一本でも忌み枝があると、盆栽を少し分かる人には気持ち悪く思われてしまいます。

また忌み枝をカットしておけば、日当たりや風通しが良くなるため、樹の生長に良いとされています。

僕も剪定をする機会は結構ありますが、自分が剪定した樹を師匠に見てもらうとたまに切り残しがあり、指摘さてることが多いです。やはりプロは一瞬で違和感を感じるみたいです。初心者がいきなり完璧に剪定をする必要はないですが、忌み枝を覚えておくと、剪定もしやすくなり、手入れする楽しさが倍増しますので、覚えておいて損はありません。

●突き枝:正面から見て、手前に伸びてきている枝です。頭部以外にある場合は根本
からカットしてしまします。

●立ち枝:真上に伸びた枝のことを指します。立ち枝も不恰好なのでできればカット
しておきたいですが、残しておきたい場合は針金をかけて枝の向きを変え
ます。

●下向き枝:立ち枝の逆で真下に伸びている枝を指します。下向き枝は弱りやすいの
でできればカットするか、残したい場合は針金で枝の向きを変えます。

●平行枝:近い位置で平行に伸びている枝です。この場合はどちらかをカットする場
合が多いです。

●かんぬき枝:前後や左右に一直線に貫通したように見える枝のことを指します。こ
の場合はどちらかを切ります。

●車枝:一箇所から放射状に何本も出ている枝です。2、3本にしておくのが理想で
す。そのままにしておくとその部分が太ってしまい、樹のバランスが崩れてしまいます。

●交差枝:枝同士や幹を遮るように伸びている枝を交差枝と言います。交差しないよ
うにカットします。

●カエル又:Uの字に曲がった枝のことです。針金をかければ、そのまま使えること
がありますが、不要であればカットします。

●腹枝:幹が曲がっている内側から出た枝のことです。見つけ次第カットしたほうが
良いです。

●逆枝:逆方向に不自然に伸びている枝です。針金で矯正できる場合は矯正します
が、不要であればカットします。

●重なり枝:同じ方向に重なって伸びた枝のことを指します。2本ある場合は一本を
カットしてしまいます。

まとめると以上のようになります。しかし、初心者が実際に盆栽を目の前にしてみると切って良いのか分からないことが多いと思います。僕もそうでした。その時は、師匠に聞いたり、自分で切った後の生長イメージを持つようにしていました。切ったら元に戻せないから怖いんですよね、、なので、皆さんも盆栽を買った場合は、剪定の時期になったら盆栽園などに行って剪定を教えてもらうと良いと思います。

終わりに

いかがでしたでしょうか?今回は「忌み枝」についてご紹介しました。初心者の方は頭で分かっていても、実際にやるとなると難しいと思います。大事な盆栽ですもんね。しかし、慣れてしまえば自分でも迷いなく剪定できるようになるので、その時の為にも今回の内容をぜひ、覚えておいてください。

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