こんにちはHello!!盆栽です!
私の別の記事では盆栽の購入について皆さんに紹介していますが、実は盆栽は自分でタネを蒔いて始められるのはご存知でしたか?これを「実生」と言います。剪定した枝などをもらい、鉢に植え、発根させ、盆栽にすることもできます。これを「挿木」と言います。
どちらもプロの生産者さんも行っている方法ですが、初心者でも始められるので、今回はそんな実生の盆栽の始め方、挿木の方法について僕が実際に調べてやってみたことある方法をご紹介します。
- 実生盆栽の始め方
- 挿木で盆栽を育ててみる
実生盆栽の始め方
実生の盆栽は自分で種を蒔き、育てていくのでとても愛着が湧きやすい育て方だと思います。ミニ盆栽が好きな方にはもってこいの方法だと思います。
基本的に樹木には秋に実がなり、それが地面に落ちて芽を出します。なので実生の盆栽でもこのような方法で芽を出して育てます。
- 秋にご自宅近くの公園や空き地などに落ちた実を拾い種を取り出す。もしくは園芸店などで種を購入する。
- 大きめの鉢に赤玉土の小粒を入れそこに種を蒔き、少し土を被せます。
- 種は乾燥するとほぼ、根を出さなくなりますので水苔などあると安心ですね。
- 春に目が出れば芽だしは成功です。まだまだ赤ちゃんの状態なので水やりと夏場の直射日光などは気をつけてください。
- 樹種にもよりますが、3年ほど経過すれば針金をかけて自分好みの形に作っていくことができます。
*自然界でも全ての種から芽が出るわけではありませんので、誰がやっても必ず成功するというものでもないです。なので失敗しても諦めずにチャレンジしてみてくださいね!
挿木で盆栽を育ててみる
若い枝を切り、それを植え、発根させる挿木も盆栽を始めるのに割とポピュラーな方法です。以下の点を押さえてぜひ、挿木にもチャレンジしてみてください!
- 時期:「春挿し」→3月、「梅雨挿し」→梅雨の時期、「夏挿し」→8月、「秋挿し」9月(気象状況などによって多少の変動あり)
- 枝(挿し穂)の長さ:10㎝前後はあると良いと思います。
- 挿し穂の選び方:できればヒコ生えか胴吹き芽を使用した方が、発根阻害物質が生成されにくいので良いとされています。
- 条件:挿し穂が元気であること、なるべく早く発根させること
以上のことを念頭におき、次の手順で挿木をしてみてください。
- 広めの鉢を用意し、赤玉土入れ、予め湿らせておく。
- 挿し穂は差し込む方を斜め45°に切る。その際、切り口から腐朽菌が入らないように殺菌癒合剤を塗って使う人もいます。
- 菜箸や棒状のものを使い、土に穴を作る。その際、複数本挿木する場合は密集させず、等間隔で穴を開けておく。
- 穴のあいた場所に挿し穂の半分ほど入れ隙間を埋める。
- 挿し終わったら優しく水をかけて、直射日光や風の当たらない半日影で乾燥させないように管理。
- 根が5㎝くらい伸びれば鉢上げしてそのまま育てる。
*発根促進剤「ルートン」を使っても良いと思います。その際は上記の2の後に切り口を水につけ、ルートンをまぶすと良いでしょう。
まとめ
さて、今回は実生盆栽の始め方、挿木で盆栽を育ててみるということで2点ご紹介しました。どちらも盆栽初心者の方でもチャレンジしやすいものですので、ぜひやってみることをお勧めします!僕も今回の内容でチャレンジして実生と挿木合わせて成功率70%ぐらいでした。
ただ、今回は一般的な方法をご紹介しましたので、種類によっては時期や方法が異なることがありましす。実生や挿木をする場合、心配であればお近くの園芸店や盆栽園などで聞いてみてくださいね。
そして、自分だけのオリジナル盆栽を育ててみてください。どんなに立派な盆栽でも基本的には赤ちゃんの状態から育ってきています。
皆さんがご自身で作った盆栽には必ず愛着が湧き、皆さんの生活に彩を加えてくれることでしょう。