イスラム過激派の標的は中国人?なぜ、中国人が狙われるのか

こんにちはBarney’s gardenへようこそ!

今回は僕も初めて聞いたニュースで興味があったので、皆さんにも共有したいと思います。

様々な問題を起こす中国やイスラム過激派ですが、実は中国人がイスラム過激派に狙われているというのはご存知でしょうか?

今年、反政府勢力だったタリバンが実権を奪還するなど、アフガニスタン情勢は大きく動きました。

中国も共産党設立100周年ということなのか、様々な動きを見せています。

さて、この2カ国はどのような繋がりがあるのでしょうか。そして、なぜ、中国人が狙われなくてはならないでしょうか。

実は数年前から議論されていた中国への報復

僕も国際情勢に詳しいというわけではないので、初めて知ったのですが、実はアルジェリアなどで活動するアルカイダ系組織「イスラム・マグレブ諸国のアルカイダ」は2009年7月、新疆ウイグル自治区で多数のイスラム教徒の死者が発生したこと(2009年ウイグル騒乱)を受けて、中国領内やアフリカ北西部で働く中国人を標的にした報復を行うとする声明を発表したとのことです。

また新疆ウイグル自治区のイスラム教徒らに対し、中国政府に対するジハード(聖戦)に立ち上がるよう呼び掛ける声明をインターネット上に出したこともあったようです。

あまり話題に上がらなかったようですが、上記のようなことが起こっていたのですね。初めてしりました。

中国がタリバンに接近?

実はアメリカ軍が撤退したことにより、中国がタリバンに接近し、アフガニスタンでの影響力を高めようとしているようなのです。

その理由が経済的な思惑のようで、アフガニスタンには、金や銀、リチウムやニオブ、コバルトなど鉱物資源が非常に豊富で、その規模は1兆ドルを超えるともいわれているようで、中国は以前から1兆ドルを超える鉱物資源を獲得する狙いを含めアフガニスタンへの経済支援を行ってきたとのことです。

もう一つの理由が政治的な思惑のようで、中国はアフガニスタン国内で活動しているとされるウイグル独立派武装勢力「東トルキスタン・イスラム運動」がアフガニスタンの不安定化によって勢いを拡大し、それが新疆ウイグル自治区に飛び火すること、また中国国内で活動を活発化させることを警戒している。

そこで、タリバンに近づき、関係を強化することで、「東トルキスタン・イスラム運動」を弱体化させたいという狙いがあるようです。

つまり、経済的な思惑、政治的な思惑の2点から中国はタリバンに近づいているのですね。

なぜ、パキスタンで中国人が狙われるのか

では、今日のテーマでもある「なぜ、中国人が狙われるのか」という点ですが、実は今年、アフガニスタンではイスラム国を支持するイスラム国ホラサン州によるテロが急増しているようで、アフガニスタン北部クンドゥズにあるイスラム教シーア派モスクで10月8日、大規模な自爆テロもありました。

このテロでイスラム国ホラサン州は、「タリバンは中国の要求に従ってウイグル族を排斥しようとしている。自爆犯はウイグル人であり、タリバンとシーア派住民を狙った」とする声明を出した。要は、間接的にもイスラム国ホラサン州は中国を標的とすることを宣言したことになる。

一方、アフガニスタンの隣国、パキスタンでは中国人が乗る車列に対する自爆テロ駐パキスタン中国大使の宿泊先のホテルで爆発テロ中国人技術者たちが乗るバスが谷に転落して多くの中国人が死亡する事件があったようです。

バルチスタン解放軍は「中国が地元の資源を搾取し続けており、中国がそれを止めない限り攻撃を続ける」とする声明を繰り返し出している。

ここにきて、人権問題や搾取による代償が中国側に返ってきてしまっているというのが現状なのでしょうか。

おわりに

いかがでしたでしょうか。

様々な問題を度々報道される今回の3カ国ですが、このような関係があったというのは初めて知りました。

僕もあまり中国(政府)へ良い印象はありませんが、まだ小さな火種がいずれ拡大してしまって世界情勢に大きな影響を与えてしまうのではないかと不安にも思ってしまいます。

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