イベルメクチン使用には慎重になるべき!?期待しすぎず、冷静な判断を!

こんにちはBarney’s gardenへようこそ!

今回は前回に引き続きイベルメクチンについて紹介しようと思います。

イベルメクチンの詳細、承認時期、副作用については以下のページをクリックしてご覧ください。

こんにちはBarney's gardenへようこそ! 今回は新型コロナに有効なのではないかと言われている「イベルメクチン」について紹介...

さて、今回はタイトルにもありますが、コロナウィルスに対して使用するイベルメクチンについて否定的な考えもあるようなので、紹介したいと思います。

まだ、承認もされず、治験の段階なので情報量は少ないですが、専門家などが記事をあげているので、そこから要点をまとめ、紹介したいと思っています。

海外では効果ありとの試験データあり?

海外での試験データについて紹介している記事がありましたので紹介します。

イギリスの医学統計を専門とするコンサルタント会社に所属し、WHOのデータ解析のコンサルテーションも務めているテレサ・ローリエ博士らは、FLCCCが公開したイベルメクチンの臨床試験データのうち、分析に耐えうる15件について詳しく分析(メタ分析)した。その結果、死亡率、症状改善、症状悪化、回復に要した期間、PCR陰性化までの期間、入院期間、ICU入室または人工呼吸器装着の必要性、重篤な副作用など、解析したすべての項目で、イベルメクチン群が優れていた、と発表した。ローリエ博士らはWHOに対し、世界に向けて「イベルメクチンはCOVID-19の治療・予防に効果がある」と勧告するよう要請している。

引用:https://www.yomiuri.co.jp/choken/kijironko/cknews/20210427-OYT8T50019/

とのことです。これだけを見ればすぐにでも承認をして、一般の使用を認めて欲しいとおもいますよね。

また20年11月からこのような試験は世界中で行われており、実にその98%がイベルメクチンを肯定的に評価できる結果だったそうです。

ちなみに内訳は早期治療では81%の効果があり、予防的使用では84%が改善を示した。死亡率は早期治療では76%も低くなることが推測できたとのことです。




それでもコロナ患者への有効性は認められない?

イベルメクチンの信頼性に対して疑問があるという内容の記事がありましたので、一部抜粋して紹介します。内容は専門的な難しい用語が多いので、本当に一部抜粋です。気になる方は以下のリンクからご確認ください。

https://toyokeizai.net/articles/-/416242?page=5

イベルメクチンの研究は、後ろ向き研究や小規模の前向き研究など、信頼性の乏しいものばかりでした。少なくとも、コロナ軽症患者に、イベルメクチンは大きな有効性は認められないと判断してよいでしょう

引用:https://toyokeizai.net/articles/-/416242?page=5

という研究の内容や結果から出された答えのようですね。

また医薬品の承認審査に詳しい東京大学薬学部の小野俊介准教授は、イベルメクチンをめぐる騒動について以下のように発言しています。

「ちょっと頭を冷やして、と言いたいですね。コロナ禍という非常事態であっても、イベルメクチンを特効薬とする報道は論外です。現時点では、イベルメクチンは効くかもしれないし、効かないかもしれない。

RCTにも、研究によって信頼性に差があるので、海外のデータが日本で同じ結果になるとは限らない。薬の審査は、そんなに単純なものではありません。質の高い数千人、数万人の大規模臨床試験を行わない限り、当面の有効性はわからないのです」

ということですね。とにかくまだ分からないというのが一番正しいのでしょう。

報道やSNSではイベルメクチンを大きく取り上げることも増えてると思いますが、私たちが冷静になり、研究結果が出てから判断するほうが良いようですね。

おわりに

なぜ、国などでここまでイベルメクチンのことを公にしなかったのというのは、まだ未確定な情報を流して、更なる混乱を招かないようにしようとしているということも考えられますよね。

現時点でワクチンに対する多くのデマが流れています。SNS等でイベルメクチンの情報が流れてくることがあるかもしれませんが、冷静に見守ることが必要そうです。

こんにちはBarney's gardenへようこそ! 今回はワクチン接種が進む中で横行しているデマについてご紹介したいと思います。 ...
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