盆栽の季節別管理方法〜冬の管理〜

こんにちはHello!!盆栽です。

今回は盆栽の冬の管理について皆さんにご紹介します。

冬は地域によって違いがはっきりとしますので、降雪地域とあまり雪が降らない地域に分けてお話ししたいと思います。

今回も僕の経験も交えてお話ししたいと思っているので、ぜひ参考にしてください。

盆栽の置き場

盆栽の置き場ですが、春、夏、秋とは少し違った置き場に置くことがあります。降雪地域では雪の重みで枝が折れてしまうことがありますので、必ず軒下で、且つ陽の当たる暖かいところに置いてください。もし、陽があまり当たらないようでしたら天気の良い日に軒下から出しても良いです。

雪があまり降らない地域の方も雪がたまに降る場合は軒下に避難させておくと安心です。

僕は関東のあまり雪が降らない場所で住んでいたことがありますが、小品盆栽、中品盆栽ともに基本は外で管理していました。雪が降る時だけ、暖房の風が直接当たらない屋内に入れ、乾いたら屋内でも水をあげていました。それで樹が弱ることがなかったので、同じような環境の方は参考にしてみてください。
よく、盆栽園などではビニールハウスを作って冬の間、その中に盆栽を移動させてあります。特に冬に弱い樹や鉢の中の水が凍ってしまい鉢が割れる可能性のある盆栽(特に小品盆栽の鉢は割れやすいです)はビニールハウスに入れ管理しています。
しかし、本業でやっていなければビニールハウスなんて作りませんよね。そこで皆さんにお勧めしているのは、カラーボックスを使うやり方です。カラーボックスを縦に置くと3段くらいになると思います。そこに盆栽を置いてビニールシートを被せれば即席でビニールハウスを作ることができますので、ぜひ、やってみてください。
もし、それすらも作る時間がないという方や置く場所がないという方は屋内で管理していただいても良いです。実際、盆栽園でも「ムロ入れ」といって冬の寒い期間はずっと屋内で管理している盆栽園もあります。ちなみに「ムロ入れ」の反対は「ムロ出し」となり、冬が終わり、暖かくなってきた頃に屋外に出すことをさします。
とにかく気をつけたいのが、冬に弱い樹種と鉢が割れる可能性が高い盆栽の管理方法です。松柏類に関しては冬でも耐えられるので、外で管理していても問題ありません。
https://bonsato.com/post-239-239
https://bonsato.com/post-242-242

水やり

鉢の中の水が凍ってしまうリスクについては上記で説明した通りです。なので、水やりは日中の暖かい時間に行ってください。夕方以降にやってしまうと鉢の中の水が凍ってしまいます。しかし、お仕事などで夕方以降にしか水をあげられない方は水をあげたあと屋内に入れてあげれば安心です。

その他

寒い時期は霜によって盆栽の葉の色が変わってしまうことがあります。真柏は霜に当たると葉が茶色くなりますし、赤松、黒松は黄色っぽくなります。これは枯れてたり弱っているわけではないので、余計な薬剤などをあげないようにしましょう。

僕は霜にあたって変色したのを見て枯れていると勘違いしてあまり水をやらなかったり、水抜けを早めるために鉢を斜めにしたことがありました。その時の師匠に注意されたました。樹の状態をしっかり理解していないと適切な管理をできなくなってしまいます。自分の持っている樹が冬に強いのか、弱いのか、葉は変色するのか等、しっかり確認することをお勧めします。

しかし、霜除けをすればすれば葉の変色は防げますし、ムロ入れしていれば確実に綺麗な緑色を保つことができます。

こんにちはHello!!盆栽です。 今回は春の盆栽の管理についてご紹介したいと思います。春は新緑、開花の季節でもあるので、盆栽を始めた...

終わりに

いかがでしたでしょうか。冬はあまりやることが多いわけではありませんが、雪や霜の対策を怠ると樹にダメージを与えてしまったり、葉の変色によって鑑賞の機会が減ってしまうことがあります。また、鉢が割れてしまっては大変なので、心配な方は屋内で管理するかビニールハウスを作ってみてくださいね。

スポンサーリンク







シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする