盆栽の季節別管理方法〜秋の管理〜

こんにちはHello!!盆栽です。

さて今回は秋の盆栽の管理方法について皆さんにご紹介したいと思います。暑い夏が終わり、実ものや紅葉を楽しめる時期でもある秋は最も楽しめる時期と言っても良いと思います。実際、盆栽園で働いている人は秋になると「一番忙しい時期が来たね」と口を揃えて言います。それほど、皆さんにとっても楽しめる時期となっていますので、ぜひ、参考にしていただければと思います。

今回も僕の経験も合わせて紹介しましす。

盆栽の置き場

盆栽は基本的に外での管理になります。夏ほど、暑さを気にしなくても良いのでしっかりと陽の当たる場所に置いてあげてください。

暑い夏が終わり、一安心と思いたいところですが、自然というのは厳しいもので、秋にも気をつけなくてはいけないこともあります。それが台風です。

秋は台風が発生しやすい時期でもあります。台風が来た際には高いところに置いてある盆栽は必ず地面に置くか、軒下などに避難させてください。

僕は台風がきてもいつもと同じ場所に盆栽を置いまま過ごしたことがあります。家の中で過ごしているとベランダの方から「パリン!!」という音が聞こえたので、様子を見てみると盆栽が棚から落ちていて、鉢が割れ、枝が一本折れていたことがあります。すごくショックでしたが、とりあえず使っていなかった鉢があったので、その鉢に入れ避難させました。しかし、自分の不注意で樹を痛めてしまったことをものすごく反省しました。軽い盆栽や葉が帆の役割をになってしまう盆栽をお持ちの方は絶対に安全な場所へ避難させてあげてください。

台風というのは雨も一緒に降ることがほとんどなので、鉢が重くなり、倒れないだろうと考えてしまう人も多いです。しかし、後悔してからは遅いです。しっかりと対策をして台風を乗り切るようにしましょう。

水やり

秋は乾燥した風が吹きます。なので、夏ほどではないですが、水やりも気をつけて行いましょう。まだ大丈夫と思っていても意外と乾いていることも多々あります。

あと、気をつけてほしいのが台風の後の水やりです。台風は日本の南側で発生し、北上してくるケースがほとんどです。その台風は海の塩分も一緒に巻き上げながら来るので、微量の塩分が雨に含まれていることがあります。そうなると塩害が出ることもあります。塩害が出ると葉がダメージを受けてしまいます。また、鉢の中に塩分が入るとそれだけでも樹にダメージを与えかねないです。

なので、台風一過の際に頭からたっぷりと水をあげて樹についた塩分をしっかりと洗い流してください。

たっぷり水をあげれば、塩害が起こることはありません。

その他

剪定や植え替えなど、樹種によっては必要となります。その辺は樹種別に紹介するとして、この時期はなんと言っても紅葉や実が美しく、皆さんを魅了することでしょう。なので、一番綺麗な秋の時期に飾ったり、写真に残しておくことをお勧めします。きっと自分の盆栽への愛着もさらに増すことでしょう。

あと、忘れてはいけないが、施肥になります。これから寒い冬を乗り越えなければなりません。熊も冬眠前にたくさん食事をしますよね。多くの樹の根も冬には休眠期に入ります。なので、施肥を忘れずに行い、冬を乗り越えられるだけの体力をつけてあげましょう。

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終わりに

いかがでしたでしょうか。今回は秋の盆栽の管理についてご紹介しました。さまざまな樹が見頃を迎える時期ですので、とても楽しめると思います。

そして、自分の盆栽が美しいと思えるのであれば、それは皆さんの育て方が正解だったという証拠になります。なので、その際は自信をもってくださいね。そして、さらに愛情を注ぎ、育てていってください。

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