こんにちは!Barney’s gardenへようこそ!
今回は昨日行われた厚生労働省の専門家組織の会合で発表された内容を皆さんにお伝えしようと思います。
ワクチンはデルタ株に対しても高い予防効果があるとの分析結果が報告され、2回接種した場合87%の予防効果があるとの分析結果です。
では第5波で陽性者が急減した理由はワクチンだったのでしょうか。「ウイルス自滅説」や「120日周期説」なども取りざたされていますが、専門家の見解はどうだったのでしょうか。
ワクチン2回接種で発症予防効果もある?
今までワクチンは「重症化を防ぐ」と言われていたので、それが通説のように思っていましたが、厚生労働省の専門家組織は発症予防にも効果があるとの見解を示しました。
ワクチン有効性の調査
ワクチンの有効性について国立感染症研究所が8月1日から31日に関東の7医療機関で発熱外来などを受診した20歳以上の男女1353人を対象に調査したようです。
この時期は関東で新型コロナウィルスの陽性者の9割がデルタ株という状況でした。そのような状況での調査でしたが、その結果は、、、
ワクチン1回接種で発症予防効果が53%、2回接種で87%にものぼったということです。
調査結果を受けて厚生労働省の専門家組織は?
この結果を受けて、厚生労働省の専門家組織の脇田座長は「ワクチン接種が進んだことが、第5波の収束大きな貢献があったということが今日の議論、分析で分かった」とし、「収束要因はワクチンだけではない」「ワクチンの発症予防効果が一つの要因になっていたことは間違いない」と答えました。
この結果を受けて、医師からは「発症予防効果の87%というのは、どのくらい丁寧に調査したのかにもよる。この数字だけで一喜一憂してはいけない」と話していました。
ウイルス自壊説
ウイルスはワクチンによって減少したという調査報告がありましたが、その他の要因として「人流の減少」「周期によるもの」などの説がありますが、ウイルス自壊説というのもあります。
このウイルス自壊説について国立遺伝学研究所と新潟大学の研究でウイルスの修復能力が低下しているのではないかという報告がありました。
これは感染力の弱いコピーミスのウイルスが増えていき、自壊していったということのようです。
この自壊説に関しては厚生労働省の専門家組織の脇田座長は「まだ論文になっていないので、研究成果を十分評価できない。話を伺った上で分析に加える必要があるか考えていきたい」
と話していました。
おわりに
いかがでしたでしょうか。
感染者が減少している要因の一つは「ワクチン」であると専門家が話していましたが、何となく私たちもそう思っていましたよね。でもしっかりデータをとって検証してくれれば根拠ができるので、そのデータは私たちにとっても良い判断材料となりますね。
そして、私たちは引き続き感染症対策を行なっていくことが必要となります。