盆栽と苔

こんにちはHello!!盆栽です。

さて、今回は女性人気の高い苔についてお話ししたいと思います。

最近では、苔が主役の可愛らしい苔玉も人気がありますね。苔といえば誰でも分かると思いますが、その種類は多く、日本には約2000種類もの苔が自生していると言われています。しかし、盆栽で使われるような苔は私の経験上、数種類なので覚えやすいかと思います。

今回は

  1. 盆栽の苔
  2. 苔を採取しよう
  3. 苔はりをしてみよう

をお話ししたいと思います。

盆栽の苔

盆栽に使われる苔は鉢の中の景色作りの役割を持っています。また、鉢の中の保水の効果や表土の流出も防ぐことができます。

盆栽で多く使われるのは銀苔砂苔ではないでしょうか。それぞれについて説明します。

銀苔:この苔は日本だけではなく、世界中の街中に自生していて、名前の通り、白銀色の苔になります。街中に自生しているため、盆栽との相性はよく、乾燥にもある程度強いので重宝されています。

砂苔:日当たりの良い岩の上などに自生していることが多いです。もちろん街中でも見られるポピュラーな苔の一種です。星のような葉の形をしてるので可愛らしく、こちらも盆栽との相性が良いです。

2つとも街中に自生している苔なので、わざわざ購入しなくて自分で採取できるというメリットがあります。

苔を採取しよう

盆栽の仕事をしていると山にある苔を使っても良いのかと聞かれることがありますが、山の苔はあまり好ましくありません。理由は環境が違いすぎるからです。山に自生しているのにはワケがあり、その環境だから生きていけるのです。それを街中に持ってきてしまうと管理が難しく、せっかく採取したのにすぐに枯れてしまうことがあります。

私も山の苔を使ったことがありますが、すぐに枯れてしまい、残念な思いをしました。対して銀苔や砂苔は丈夫で、鉢の中で長く楽しめます。なので皆さんも銀苔や砂苔を使ってくださいね。苔を買うとネットでも1000円くらいします。(しかも少しだけなのに、、)これははっきり言ってもったいないです。それなら自分で採取しよう!ということで私も苔を採取しています。

採取の際の道具はヘラ育苗箱の2種類です。ヘラは100均で売ってますし、育苗箱もホームセンターなどに100円くらいで売っています。これさえあれば簡単に採取し、持ち帰れます。

それでは実際に僕が採取した方法や注意点をお伝えしますね。

方法:いたって簡単です。苔をなるべく大きくすくえるようにヘラを苔の下に入れ持ち上げるだけです。これを育苗箱に入れればオーケーです!

注意点:苔が自生している道路脇などが多いですので、あまり無理に採取するようなことはしないでください。きっと安全の採取できる場所もありますので。そして、他人の目も注意してください。僕の場合、変な目で見られることもありましたし、実際に「何やってるんだ」とお叱りを受けたこともあります。くれぐれも他の人の迷惑にならないように採取してください。

苔はりをしてみよう

苔を採取したらまずは水でしっかりと洗ってください。その後にホームセンターなどで売っているハイポネックスなどを使っても良いと思います。緑色がとても綺麗になりますよ!

さぁ、実際に苔を貼っていきましょう。貼るといっても置いていくに近いかもしれません。実際に置いていく際には手で小さくちぎったものを土が見えなくなるまで置いていきます。この時、苔のサイズをある程度均等にしないと綺麗に見えません。僕も小さな苔の中に大きな苔の塊を貼ったことがありましたが、そこに視点がいってしまいバランスが悪く気持ち悪かったです、、そこで僕が経験してきたことをもとに苔はりのポイントをまとめましたのでご覧ください。

苔はりのポイント

僕の場合、最初は全く上手く苔はりができませんでしたが、ふと山を見ると凸凹があり、同じ緑にも濃さの違いがあることに気づきました。そこで山をお手本に苔を貼ると自分でも納得のいく苔はりができたのです。皆さんもぜひ山を苔はりの先生として参考にしてください。

また、苔にはそれぞれ厚さがありますが、厚すぎるものは根の部分をカットしてしようしてください。苔の根は栄養を吸い上げるためにあるのでなく、地面に張り付くためにあるので切っても枯れませんのでご安心ください。

苔の注意点

さてここまで、苔の良い部分を沢山ご紹介してきましたが、1点だけ注意点があります。僕も苔のある盆栽を持っていますが、苔があると土の乾きが分かりにくい場合があるんです。土は乾くと明らかに色が変わりますが、苔があるとそれが分かりません。心配な方は部屋に飾るときだけなどに限定して苔を貼ってくださいね。

終わりに

さて、今回は盆栽と苔についてお話ししてきました。盆栽と苔はとても相性がよく、プロでも使うことが多いので、皆さんもぜひ今回の記事を参考にご自身の盆栽に苔を添えてあげてくださいね。インテリアとしても納得のいくものになると思いますよ!

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