こんにちはBarney’s gardenへようこそ!
今回は中国広東省の台山原発から放射性希ガスが大気中に放出されたと報じられた問題についてご紹介したいと思います。
放射線といえば日本にとって2011年3月11日の東日本大震災以来の脅威となりますが、今回の中国の放射性物質が日本に影響があるのかどうかなどお伝えしたいと思います。
中国原発の放射性物質放出
中国生態環境省は16日、同原発の燃料棒の破損により冷却材中の放射性物質の濃度が上昇したと発表した。情報公開を求める国際世論に押される形で、問題が起きていたことを初めて認めた。技術や安全面の基準は満たしていると強調した。
引用:https://news.yahoo.co.jp/pickup/6396203
今回の件に関して当初、中国外務省の趙立堅報道官は「原発周辺の放射線環境に異常はない」と記者会見で述べましたが、国際世論に押される形で上記のように認めました。
ちなみに中国は情報公開をしなかったが、日本への批判をしたり、危険を冒しているとのニュースも流れた。
日本が東京電力福島第1原発の処理水の海洋放出を決めた際、中国政府は「極めて無責任で周辺国の国民の利益を深刻に損なう」と批判した。原発の動向に敏感な中国が今回の事故について積極的に情報公開しないのはおかしい。
不具合は2週間ほど前からとみられるが、中国当局は周辺地域の放射線量の基準値上限を引き上げることで原発の運転を続けているという。事実とすれば原子力発電の安全文化に背を向けた、恐るべき背信行為である。
引用:https://www.sankei.com/article/20210616-RVSUPQTCGJJVTGKCNVH3JIXIKE/
自国の国民のみならず、他国にも影響を及ぼしかねない事故なので、透明性を持って、しっかりと情報を開示してほしいですね。
今回の事故で日本への影響は?
現時点で日本への影響はないようですね。一部報道では以下のように発表されています。
中国南部の原子力発電所で、ガス状の放射性物質が当局の規制に従って放出されたとされていることについて、原子力規制庁は、国内の放射線量を測定するモニタリングポストの値に変化がないか注視するとともに、情報収集を進めています。
今のところ、線量の値に有意な変動はないということです。原子力工学が専門で、名古屋大学の山本章夫教授は、日本国内への影響が大きくなるおそれは低いと思われるが、注視していく必要があると話しています。
引用:https://www3.nhk.or.jp/news/html/20210616/k10013087371000.html
偏西風に乗って日本への影響もあるのではないかと危惧されていましたが、現在のそのような危険性はないと判断されているみたいですね。しかし、専門家のいう通り、今後も注視していくことは必要だと思いますね。
おわりに
いかがでしたでしょうか。
東日本大震災の経験がある日本国民としては、原発事故というのは否が応でも反応してしまうことですよね。
今のところ、日本への影響はないとされていますが、今後の報道にも気をつけた方が良さそうですね。