「新型コロナにこそイベルメクチンを!」だけでは危険。輸入や服用には慎重になるべき理由

こんにちはBarney’s garden へようこそ!

今回は僕の記事でも度々紹介しているイベルメクチンについてその危険性などについて紹介したいと思います。

僕自身、もし、イベルメクチンの有効性が立証されるようであれば服用したいと考えていますが、様々な情報が溢れかえり、何を信用して良いのか分からない状態です。

僕の心理状態ではイベルメクチンの肯定的な記事ばかりを読んでしまいそうなので、今回は冷静になり、フラットな気持ちで新たな記事を読みましたので、皆さんにも紹介したいと思います。

イベルメクチン論争の落とし穴!?

世界中の医師や市民から聞かれる「イベルメクチンはコロナによく効く」という話は沢山目にしてきました。「イベルメクチンという特効薬がある。100人近くに使ったが、本当によく効く」「体重60キロ以上の人なら4錠、それ以下の人は3錠を1回飲むだけ」「イベルメクチンを飲んだ患者は、全員1人も死んでいない」というような意見は多いですね。

しかし、そこには落とし穴もあるようです。

薬の有効性については同時に服用した他の薬の影響や、患者の自己治癒力などが絡む可能性があると分かってきたようです。薬については臨床試験によって、科学的な有効性の証明が必要となり、医師や専門家の意見のエビデンスレベルは低いとされています。

つまり前半に紹介した多くの方から聞くような話は臨床試験が十分にされていない現在のエビデンスレベルではイベルメクチンに期待しすぎるのは時期尚早ということですね。

また埼玉医科大学の岡教授は以下のように話しています。

イベルメクチンに関しては、査読を受けていない論文、観察研究などのエビデンスレベルが低い論文が大半を占めています。中にはエビデンスレベルが高いRCTやメタアナリシス(※)で、イベルメクチンの有用性を示した論文もありました。

しかし、最近になってデータ捏造の疑いが明らかになり、信頼できないものとなっています。したがって、現時点ではイベルメクチンの有効性は肯定できません。RCTやメタアナリシスの論文だから、なんでも信頼性が高いというわけではないのです」

引用:https://president.jp/articles/-/49105?page=3

東京都医師会・尾崎会長

上記のように紹介していますが、東京都医師会の尾崎会長はイベルメクチンについては肯定的です。

「コロナの感染拡大は、災害というべき状況で、一刻も早く手を打たなければなりません。イベルメクチンの有効性に議論があるのは承知していますが、開業医が自宅療養の患者に投与することで救える命があるでしょう。何より重い副作用がほとんどないことが世界中で使われて分かっている。肝機能障害が起きているという指摘もありますが、一般的な市販薬にも同じ副作用があるのに、イベルメクチンだけやり玉に挙げるのはいかがなものか。

引用:https://president.jp/articles/-/49105?page=4

確かにイベルメクチンに否定的な意見も分かりますが、今は多くの可能性を模索し、光明が見えればすがりたくなります。その一つがイベルメクチンなわけですよね。

イベルメクチンは「劇薬」!?

実はイベルメクチンのパッケージには劇薬という記載されています。(何かの記事で見ましたが、コロナワクチンも劇薬と表記されている見たことがあります。しかし、事実は定かではありません。)

ではなぜイベルメクチンのパッケージに劇薬と記載されているのでしょうか。そんな劇薬を服用しても良いのでしょうか?

そもそも劇薬とは「原則として、動物に薬用量の10倍以下の長期連続投与で、機能又は組織に障害を認めるもの」とされています。

つまりコロナに効くかどうかは本当に治験などを通して安全性が確認できなければ危険だということですね。

イベルメクチンは重い副作用が出ていないというのは、寄生虫の治療で1回、もしくは2回のみの服用の場合だそうです。新型コロナに関しては何錠服用すれば良いのかは分かりませんね。

イベルメクチン輸入のリスク

イベルメクチンのジェネリックを個人輸入する動きが広がっているようですが、そこにはリスクもあるようです。

1番目のリスクは「偽造品の可能性」。イベルメクチンは南半球の国々でも、コロナ治療薬としての期待が高まっているため、メキシコで偽造品が確認されたという報道がある。

2番目は「重篤な副作用が起きてもすべて自己責任」という点。医薬品副作用救済制度(PMDA)は、個人輸入のケースに適用されない。

3番目は「医師が介在せず、自己流の服用になること」。ツイッターなどではアメリカの医師グループによるイベルメクチンの服用例が紹介されているが、これについて小野准教授は警鐘を鳴らす。

政府の関連機関や学会との関係が明確ではない医師グループが、勝手に提唱する用法用量を鵜呑みにするのは、とても危険な行為です。医師が関与していないと、イベルメクチンが本当に効いたのか、副作用が現に出ていないか、本人も周囲も冷静に確認することができません。飲みっぱなし、副作用が出たら出っ放しになります」

引用:https://president.jp/articles/-/49105?page=4

こんにちはBarney's gaedenへようこそ! 今回は去年の動画になりますが、イベルメクチンを使用するメキシコの医師アパリシオ氏...

おわりに

いかがでしたでしょうか。
実際、イベルメクチンにはかなり期待している部分はありますが、こうやって冷静に見るとまだまだ分からないことだらけで、服用するのは早い気がしますね。
ワクチン肯定派も否定派もイベルメクチン肯定派も否定派も一度冷静になり、しっかり向き合うこと、アンテナを張って事実を見分ける必要がありますね。

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