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今回は厚生労働省が研究結果をまとめたコロナ後遺症に「嗅覚障害に伴う風味障害の可能性」があると発表しました。
嗅覚・味覚障害は、食事を楽しめなくなるなど生活の質(QOL)の低下につながることが判明していることから、コロナ感染でその後の人生にも大きな影響があるかもしれません。
嗅覚・味覚障害はどれくらい続くの?
新型コロナ感染症は発症後嗅覚・味覚障害が起こるというのは有名な話ですね。
毎日新聞の記事では以下のように記されています。
国内の発生頻度や特徴、症状がどれぐらい続くかは不明な点が多い。海外では発症時に嗅覚・味覚障害を自覚した人のうち、5~10%は数カ月後も症状が残るとする報告もある。
引用:https://www.msn.com/ja-jp/news/national/コロナ後遺症の味覚障害-嗅覚障害に伴う風味障害の可能性/ar-AAM8Nlg
また、今回の厚生労働省の研究代表者で耳鼻咽喉(いんこう)科学が専門の三輪高喜・金沢医科大教授は「感染の3カ月後、6カ月後も追跡調査し、長期間症状が残る人の特徴や治療方法を探っていきたい」と話していたそうです。
研究の詳細は?
調査対象:東京、千葉、大阪、愛知、石川の病院や宿泊施設に入院、療養中
年齢:20~59歳の希望者
人数:251人
症状の有無:251人のうち61%が入院・療養中に嗅覚・味覚障害を自覚。
症状の詳細:嗅覚・味覚の両方が37%で、嗅覚のみが20%、味覚のみが4%
そして嗅覚障害では30代の7割以上、20代の6割以上が「ある」または「あったが治った」と回答したそうです。大半の人は回復するようですが、症状が長引くする人もいることが分かったようです。ちなみに回復までの日数で最も多かったのは3日だったそうです。
三輪教授は「味覚障害は舌の味細胞のダメージなど単独で起こることは少なく、嗅覚障害に伴う風味障害が多数を占めると推測される」と指摘する。
引用:https://www.msn.com/ja-jp/news/national/コロナ後遺症の味覚障害-嗅覚障害に伴う風味障害の可能性/ar-AAM8Nlg
実際に嗅覚・味覚に自覚症状が残った方の反応
・「以前より飲食を楽しめなくなった」
・「腐った食べ物やガス漏れを恐れるようになった」
といった生活への影響もあるようですね。
また研究代表者の三輪教授は「新型コロナ感染によって嗅覚や味覚を急速に失うと、喪失感が強い。感染後何カ月たってもにおいや味が戻らないという患者もいる。病態の解明と治療法を探っていきたい」と話しています。
決して楽観視できるようなことではないですね。
おわりに
いかがでしたでしょうか。
感染者の誰もが必ず後遺症が残るということではないですが、後遺症のリスクがあるなら甘くみない方がようですね。
皆さんもまずは感染対策をしっかりして、感染を防ぐようにしましょう。