こんにちはBarney’s gardenへようこそ!
依然、コロナの恐怖は私たちの生活を大きく左右するほどで、なかなか希望は見えなくなっていますね。
今日も感染者は1万4千人を超え、重症者も1600人を超えています。政府としてもワクチン、医療ににすがり、国民の自助に委ねることをベースに考えていくしか方法はないのでしょうか?
そんな中、菅首相は「酸素ステーションを設置して対処する。そうした体制を、これから速やかに構築するように関係大臣に指示しました。」と発言しました。しかし、これが現場の医療スタッフからすると「首相は何も見えていない」と感じるようです。
今回はその酸素ステーションについて記事にしたいと思います。
酸素ステーションとは?
新型コロナウィルスに感染すると血中の酸素飽和度が減少することになります。正常な動脈血の酸素飽和度はおおよそ96%以上で、酸素飽和度が90%以下の場合は呼吸不全が疑われます。
その酸素飽和度の低下を防ぐ役割を担うのが「酸素ステーション」ということになりますね。
しかし、この「酸素ステーション」が国民の命を守るものとなるかは疑問があるようです。もちろん菅首相は「国民の命を守る」という前提で酸素ステーションの設置を進めているようですが。
医師の観点からみた「酸素ステーション」
では、その「酸素ステーション」は医師の立場ではどのように捉えられているのでしょうか。
神奈川県医療危機対策統括官 阿南英明氏は
災害医療の発想です。本当に最低限、点滴をするとか酸素を吸う、こういう応急救護所の医療があるわけです。
それと同じ考え方で とにかく酸素だけがあれば命が繋がる。だから酸素を投与して、命をつないで病院に入院してもらうんだ……命をつなぐための施策です。
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酸素ステーションは、あくまでもその人の病床が確保されるまでの時間稼ぎ。最終的なゴールというのは、やはり病床の拡大。ここは肝なので。
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酸素ステーションは解決策でもありません。つなぎです。この視点を持たないとだめです。そこが見えてない。あえて批判しますけど、あの発言の中には何も見えてない。酸素ステーション作れば解決するなんて、とんでもない。
と話しています。
つまり、酸素ステーションで命を救うことは難しいということですね。やはり、薬物投与が必要ということです。
なので、酸素ステーションより、病床の拡大が大切ということですね。
病床の拡大も簡単なことではないと思いますが、どうか政府には“目先のこと”ばかりではなく先を見据えて対応していただきたいですね。
おわりに
いかがでしたでしょうか。
酸素ステーションという新たな動きに多少期待したいところはありますが、やはり医療体制の改善が急務のようですね。
皆さんもご自愛くださいね!