鬼の子孫が実在する!?一体どこで何をしているの人なの?

こんにちはBarney’s gardenへようこそ!

今回は「世界ふしぎ発見」でも紹介された鬼の子孫の方についてご紹介したいと思います。

というか実際に鬼がいて、鬼の子孫がいるというのが驚きですよね。一体、どのような方なのか気になったので、調べてみました。

そもそも鬼の正体は?

鬼といえば、角が生えて、目がつり上がり、尖った牙を剥き出しにして、金棒を持っているというイメージがあるのではないでしょうか?なんとなく「怖い存在」「妖怪のようなもの」と考えている方も多いと思います。確かに仏教の中に出てくる「餓鬼」や昔の人は姿形はなくとも、原因がわからない物事や災に対して恐怖の対象を鬼にしていたということがあるようです。しかし実際には、「鬼」を「かみ」と呼ぶこともあり、そこから「神」につながり、山や土地を守る神を指していたとも考えられています。今回、ご紹介する鬼の子孫である五鬼助義之さんもその一人とされています。

鬼の子孫 五鬼助義之さん

五鬼助さんはかつて鬼が住んでいたと言われている、奈良県下北山村の「前鬼(ぜんき)」という集落で宿坊を開いています。五鬼助さんは、鬼とは、もともとは山の民。吉野の人にとって、山は信仰の対象で、その山に住んでいた鬼は、天上界と地上界を結ぶキューピッドの役目をしていたのではないか考えているそうです。

それでは五鬼助さんの先祖である鬼はどういった鬼なのでしょうか?

五鬼助さんの先祖は、前鬼・後鬼(ごき)という鬼の夫婦です。山で修行する役行者の姿を見て心動かされた2匹の鬼は、一緒に付いて修行するようになりました。やがて、夫婦の間には5人の子供が生まれます。するとある時、役行者が「お前たちはここまで修行したのだからもう鬼ではない。里におりて人間として生活しなさい」と、前鬼には「義覚(ぎかく)」、後鬼には「義賢(ぎけん)」という名前を授けたのです。そうして暮らし始めたのが、現在の下北山村前鬼という場所です。「この山で修行する人たちを守り、導きなさい」という役行者の教えに従い、5人の子供はそれぞれ宿坊を建て、修験者(しゅげんしゃ)のお世話をしたり、修行の仕方を教えるようになりました。今から約1300年前のことです。引用:http://japan-heritage-yoshino.jp/special/interview04/
前鬼、後鬼の子供の名前が五鬼熊(ごきくま)・五鬼童(ごきどう)・五鬼上(ごきじょう)・五鬼継(ごきつぐ)、そして五鬼助です。それぞれ行者坊・不動坊・中ノ坊・森本坊・小仲坊(おなかぼう)という宿坊を営み、代々受け継いできたようです。
明治5年の修験道廃止令によって修験者が激減したことによって五鬼助さんの宿坊も存続の危機に陥ったそうですが、家族の協力もあり、続けて来れたようで、五鬼助さんで現在61代目になります。
宿坊を続けている五鬼助さんですが、現在も宿泊できるのは五鬼助さんの小仲坊だけだそうです。1300年以上も教えを守り、受け継いできています。そして、息子さんも後を継いでくれるそうです。素敵な教えが繋がれていくということは素晴らしいことですね!
技とこころ 五鬼助 義之さん

おわりに

いかがでしたでしょうか。

実際に鬼の子孫がいるということだけでも驚きでしたが、その子孫が1300年以上にわたり、教えを守り、多くの人から必要とされているというのが、とても意外でした。

鬼というのは悪い鬼だけではなく、「神」のような存在の鬼もいるんですね。

五鬼助さんにはこれからも教えと宿坊を守り、山を訪れた人を迎え入れて欲しいですね!

機会があれば行ってみたい、、、

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