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日本では新型コロナウィルスの新規感染者が多少なりとも日に日に減少しています。しかし、ここにきて南アフリカで確認された新たな変異株「オミクロン」が世界に広まりつつあり、 日本でも水際対策を強化する方針が打ち出されています。
WHOは「オミクロン」に対してデルタ株などに比べ再感染するリスクが高いことや急激な感染増加の状況から感染力が高まっている可能性があるとしています。
では、この「オミクロン」、現在のワクチンで対応できるできるのでしょうか。気になったので、調べてみました。
感染症が専門の国立国際医療研究センター・氏家無限さんのインタビューです。
変異の数が多いと感染力が高まる?
これまで感染力の強かった変異株も変異の数が多かったようですが、「オミクロン」は更に変異の数は多いようです。
患者の数も増えていることから、感染性が高まっているという可能性は否定できないとのことです。
ただ、必ずしも変異の数が、感染性と比例の関係にあるとはいえないので、今後の評価が待たれると考えているようです。
現在のワクチンでは効果がない?
イギリスの保険相は「今あるワクチンでは、効果が低い可能性がある」とコメントしています。実際はどうなのでしょうか。もう少し具体的な内容を確認して見ましょう。
国立国際医療研究センター・氏家無限さんはエビデンスがないので分からないとしながらも以下のようにコメントしています。
今のワクチンは、従来のウイルスの遺伝子情報を使って免疫を誘導していますので、変異の数が増えることによって、機能しない抗体が増えてくることにつながる可能性は考えられるだろうと思います。仮にそうなった場合、ワクチンの効果が感染予防、発症予防に影響を及ぼし、ブレイクスルー感染が増えるという可能性も考えられます。
引用:テレ朝news
つまり、ワクチンが効かないということも考えられるということなのでしょう。そして、ワクチンが効かないとするとブレイクスルー感染が増えるということですね。
日本の水際対策はどうなのか
日本政府は、入国者の上限を26日から一日5000人に引き上げましたが、南アフリカなど6カ国からの入国者に対しては、指定場所で10日間の待機を27日から義務付けるということです。
この水際対策に対し、氏家無限さんは「各国と同様に安全域を取っての迅速な対策の強化は必要になると思います。まだわからないことも多いのですが、必要以上に恐れず、冷静にワクチン接種などの感染対策を進めていくべき」と話しています。
おわりに
いかがでしたでしょうか。
新たな変異株「オミクロン」ですが、やはり脅威には変わりはありません。そして、現状、分からない事が多いので、ワクチンを打っているから大丈夫というわけでもないので、安心はできませんね。
とにかく、日本には水際対策をしっかり行ってもらい、日本には侵入させないようにしなければなりません。
今後も注視したほうが良さそうですね。